西太平洋赤道域トモグラフィー実験時の海中雑音

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
200Hzトモグラフィートランシーバ2台は、1996年4月に、西部太平洋熱帯赤道域において、約700km離して南北に設置され実験を開始、同年12月に回収された。また、中間には受波専用の係留系を設置し、5月の約1か月間、両方の音源から発音された信号を受波した。本報告では、中間受波係留系で得られた5月の海中雑音、および両方のトランシーバで得られた12月の海中雑音について述べる。ノイズレベルは1995年、四国沖で行った実験に比べて10dB以上低い値を示した。また2台のトランシーバ、中間受波系それぞれ少しずつ傾向が異なり、今後検討を要する。また中間受波系で得られた200Hz信号の揺らぎについては、何らかの海洋現象との関連性を求めて、今後の解析が期待される。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-01-28

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク