協調的な遺伝子オペレータを用いた改良GAの性能検討
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概要
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本稿では、遺伝的オペレータを互いに協調的かつ競合的な立場に置くGAモデルを検討している。このモデルの主な特徴は、(i)2種類のオペレータ、すなわちSRM(Self-Reproduction with Mutation)及びCM(Crossover and Mutation)、を並列に使用し固体を生成する。(ii)足きり選択法(Extinctive Selection)を採用する。(iii)SRMでは、生成される固体の貢献度によって突然変位率が変化する適応的な突然変位を行う。その際、ADS(Adaptive Dynamic-Segment)及びADP(Adaptive Dynamic-Probability)の2種類の方法が用いられる。0/1複数ナップサック問題を用いた詳細な検討により、足きり選択法及び並列に用いられる遺伝的オペレータの進化(解探索)への貢献を明らかにする。その結果、前者は探索速度の向上に、後者は探索の信頼性向上に大きく寄与することが確かめられる。また、ADSとADPの2種類の突然変位法についても、エピスタシス及び適応速度の観点から考慮している
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-19
著者
-
田中 清
信州大学工学部
-
杉村 立夫
信州大学工学部電気電子工学科
-
杉村 立夫
信州大学 工学部 電気電子工学科
-
エルナン アギレ
信州大学工学部
-
Hernan Aguirre
Faculty Of Engineering Shinshu University
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