ランダム中点変位法によるフラクタル画像へのデータハイディング
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概要
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本論文では, コンピュータグラフィックスなどで用いられるフラクタル画像を対象とする, 新しいデータハイディングの一手法を提案している.我々は, フラクタル画像生成におけるランダム性に注目し, それをデータハイディングに利用する.画像生成にランダム中点変位法を用い, 内挿点のランダム加算値として付加情報のビット系列を分解して埋め込み, 逐次粗い解像度から詳細な解像度へと画像表面を生成していく.その結果, 従来のランダム中点変位法と比較して, 生成画像のフラクタル性をほとんど損なわず, 十分に自然な形状を呈する地形データを生成することができる.また, 257×257画素, 256階調の生成画像中に, フラクタル次元に依存しておよそ9〜32kバイトに及ぶ情報を埋め込み, 内蔵できることを示す.
- 1998-12-15
著者
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