多目的進化型アルゴリズムにおける解の支配領域制御と多目的0/1ナップザック問題を用いた性能解析(Session 4)

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概要

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この論文では、問題に対する解の適切なランキングを促し、選択を強調し、組合せ最適化問題におけるMOEAの性能改善を図るために、解の支配領域を制御する方法を提案している。提案法は、利用者が定義するパラメータSを用いて、解が支配する領域を拡大したり縮小したりする程度を制御できる。解の支配領域を変更することより、従来の支配とは異なる解のランキングを導く。目的数、探索空間および問題の実行可能度が変化したとき、解の支配領域の拡大・縮小によって生ずる解のランキングへの影響と、多目的最適化器の探索性能に与える影響を解析するために、この論文では多目的0/1ナップザック問題を用いる。解の支配領域の拡大・縮小によって、収束または多様性のどちらか一方が強調されることを示す。また、支配領域の最適値は、ここで解析するすべての要因:すなわち、目的数、探索空間および問題の実行可能度に強く依存することを示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
2007-03-03

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