離散画像の平滑化に関する一考察
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概要
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画像等のディジタル化は、近年、不可欠なものとなっており、ディジタル化を行う際、標本化が必要となる。連続信号を標本化する際、標本化定理に基づく正しい帯域制限が行われていれば、標本化の操作は可逆となり、離散信号より原信号である連続信号を得ることできる。しかし、アナログの低域通過フィルタ(L.P.F.)を画像に施すことは不可能なため、正しい帯域制限が行うことができず、雑音が発生してしまい、正しいデータを得ることはできない。そこで、山本らは、画像等のディジタル化を行う際に、正しく標本化が行われていない事によって生じる雑音を検出し、補正を与え、雑音を低減する1方式を提案した。この方式では、雑音を含む標本化後の離散信号より、原信号である連続信号を類推し、雑音の低減を図る。本稿では、山本らの提案した低減法を基に、提起された問題点を改善し、また、観点を変えることにより、より効率的に、かつ適切な1方式を提案し、考察を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-09-17
著者
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