並列トポロジカル整列アルゴリズム
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概要
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無閉路有向グラフDAG(Directed Acyclic Graph)において節点数n,辺数mとするとき,節点のトポロジカル整列を求める従来の並列アルゴリズムは,CRCW-PRAM計算機モデルでO(n^3)個のプロセッサを用いて,O(log n)時間で実行するアルゴリズムがある.このアルゴリズムは推移的閉包行列の計算に依存しているので,O(n^3)個のプロセッサを減少させることは難しい.本稿では,CREW-PRAM計算機モデルのもとで,DAG上における効率よい並列トポロジカル整列アルゴリズムを提案する.具体的には,はじめにDAGを入出次数が高々1の節点からなる線形リストに分割し,次に再帰的に線形リストを併合しながら各節点の最大ランク値を求める.最後に,最大ランク値をもとに節点のトポロジカル整列を行う並列アルゴリズムである.この提案するアルゴリズムの計算量はCREW-PRAM計算機モデルでプロセッサ数がO(n+m),計算時間がO(log^2 m)である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-05-16
著者
-
多田 昭雄
崇城大学情報学部コンピュータシステムテクノロジー学科
-
中村 良三
熊本大学工学部
-
右田 雅裕
熊本大学総合情報基盤センター
-
中村 良三
熊本大学工学部数理情報システム工学科
-
中村 良三
熊本大学工学部電気情報工学科
-
多田 昭雄
崇城大学工学部
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