キャッシュコヒーレンスプロトコルにおけるオーナーシップに関する考察
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概要
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近年, 複数の異機種計算機をネットワーク上で有機的に結合し, 計算機資源の有効活用と複雑な問題に対する解決能力を目的とした分散処理技術が活発に研究されている. 分散共有メモリ上におけるローカル・キャッシュモデルは, 分散共有メモリシステム上のプロセッサの結合型に依存するが, 実際のネットワーク環境において効率の良いローカル・キャッシュモデルとその評価はなされていない. 様々に結合されたローカル・キャッシュを持つ分散共有メモリシステムおいて, 効率の良いルーズなキャッシュコヒーレンスプロトコルの開発を行うため, 本稿では特に, データブロックのオーナーシップに注目してバス結合型について新しいモデルを提案し, その評価を行った.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-11-06
著者
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