見出しの探索頻度を考慮した探索路長の考察
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概要
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見出し探索法を評価する基準のひとつである探索路長は, これまで主として見出しの探索頻度が一様であると仮定したもとで論議されているが, 現実の問題では探索頻度は個々に異なるものである. したがって, 見出しの探索頻度を考思した探索路長の評価を行うことができれば, 現実に合った探索路長の評価のみならず探索方法の適切な比較や最適な探索技法の構成が可能になると考える. 本論文では, 見出しの任意の探索頻度に対して, その平均探索路長および分散を評価できる表現式を, 逐次探索法, 2分木探索法, 分散記憶法について, 見通しよく, 系統的に導き出す. 次に, この表現式を用いて, 探索頻度に代表的な二, 三の確率分布を与えたときの表現式と数値例を示し, 具体例を用いて各探索方法における探索路長を比較検討する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1983-07-15
著者
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