単音節を用いた話者適応形単語認識システム

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概要

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本論文では話者適応型単語音声認識方式とその有効性を確かめるために行った認識実験の結果について報告している。話者の適応化は、1)多数話者の単語を平均化して共通標準パターンを作成する、2)共通標準パターン中の各音素の中心点に対応する話者の特徴的なスペクトルを訓練パターンから抽出し、これを用いて共通標準パターンを話者に適応させる、の2段階よりなる。20名の成人男性の発声した65都市を用いて認識実験を行った結果、話者依存型、話者独立型認識の認識率はそれぞれ99.6、97.9%であったが、単音節を訓練パターンとした適応型では98.6%となり、本適応化方式の有効性が確認された。
社団法人日本音響学会の論文
1987-12-25

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