四国の第三系久万層群の堆積年代とその意義
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概要
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Cenozoic clastic sediments in the Kuma area, Shikoku, southwest Japan, previously designated as the Kuma Group, are here redefined as the Hiwada-toge Formation and the overlying Kuma Group sensu stricto, considering a significant time-gap between them. The Hiwada-toge Formation is Early Eocene in age on the basis of dinoflagellate cysts, while the lower part of the Kuma Group s.s. (Sagayama Formation) was dated as late Early Miocene by fission-track dating. Organic microfossil assemblages show that the Hiwada-toge Formation contains marine strata and the lower part of the Kuma Group s.s. (Sagayama Formation) is of non-marine origin.These results provide two geochronological constraints critical to the regional tectonic history.The age of the Hiwada-toge Formation indicates that the Sanbagawa metamorphic rocks came under subaerial erosion by Early Eocene in its provenance area. The relationship between the Median Tectonic Line (M.T.L.) and the northern extension of the Miocene Kuma Group s.s. and its contiguous strata shows that a compressional activity of the M.T.L. occurred during a relatively short period in late Early to Middle Miocene.
- 日本地質学会の論文
- 1999-04-15
著者
-
松岡 數充
長崎大学環東シナ海海洋環境資源研究センター
-
山路 敦
京都大学大学院理学研究科
-
田上 高広
京都大
-
小布施 明子
石油資源開発(株)
-
栗田 裕司
石油資源開発(株)技術研究所
-
松岡 數充
長崎大・水産・沿岸環境
-
小布施 明子
石油資源開発(株)技術研究所
-
松岡 數充
長崎大学水産学部沿岸環境学研究室
-
成田 耕一郎
京都大学大学院理学研究科地球惑星科学
-
山路 敦
(現)石油資源開発(株)
-
田上 高広
(現)石油資源開発(株)
-
田上 高広
京都大学理学部
-
栗田 裕司
新潟大学理学部地質科学教室
-
栗田 裕司
新潟大学理学部地質科学科
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