始端特徴依存連続DPを用いた鼻歌入力による楽曲信号のスポッティング検索の高速化

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概要

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我々は, 音楽音響信号のデータベースから, 鼻歌のメロディーに類似した区間を見つけ出す音楽検索システムを提案している.本システムでは, 個人的に収集したビデオテープからの検索も可能である.しかし, このシステムで用いてた「Model driven path連続DP」と呼ぶマッチング手法は, クエリーの時間軸, データベースの時間軸, 音高の軸からなる3次元空間中において, 局所類似度を連続DPに基づいて累積し, 極大となる累積類似度を計算するもので, その計算量が大きい.そこで, クエリーの始端周辺の音高が正しく推定できたと仮定することで, 音高軸を削減した2次元空間における局所類似度の累積に基づく「始端特徴依存連続DP」を提案する.本稿では, ポピュラー音楽20曲について鼻歌検索実験を行い, 約7割の検索率を維持しつつ, 計算量を従来法の約1/40に低減できることを示す.
社団法人情報処理学会の論文
2001-10-26

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