メディエータの探索機能を支援するオントロジーの実現方式

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概要

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分散した情報源を統合する際のもっとも大きな問題のひとつは、オブジェクト(概念)の同定に関してである。名前付け、汎化レベル、汎化階層、定義域、成立条件など、さまざまな違いが考えられる。これら差異を認識してオブジェクトの同定を行うためには、オブジェクトをいかに記述すべきか、いかに差異を認識するか、いかに同定処理を行うか、など解決しなければならない。高度な情報源を対象にしたメディエータシステムを目指して現在研究開発中の分散知識表現言語QUIKではメタデータをデータ辞書に格納しているが、さまざまなオブジェクト記述を行うために、データ辞書を拡張したオントロジーを検討している。本稿ではQUIKにおけるオントロジーの内容とその実現方式、さらにそれを利用した情報の分散探索方式について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-07-09

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