動的なコンフィグレーションを可能としたオペレーティングシステムの構成手法<システムソフトウェアの動的構成法>
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概要
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本論文では,動的な変更を可能とするオペレーティングシステムの構成手法について述べる.本システムでは,メモリ管理,スケジューラ,ネットワーク処理などの,オペレーティングシステムの主要となる機能をモジュール化し,モジュールの追加,削除を可能にするシステムをユーザに提供する.特にOSの主要機能の一部であるスケジューラを目標とし,スケジューラの動的な変更を可能とするインタフェースの実装を行い,ユーザが本システムが提供するフレームワークに沿ってモジュールを構成することで,任意のスケジューラを構築することができるシステムを開発した.本論文では,それらの実装と性能評価について述べ,その有効性について議論する.
- 2003-02-27
著者
-
並木 美太郎
東京農工大学
-
毛利 公一
立命館大学大学院理工学研究科
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毛利 公一
立命館大学情報理工学部
-
毛利 公一
立命館大学 情報理工学部
-
笠井 秀一
東京農工大学大学院工学研究科
-
毛利 公一
立命館大学
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