原子吸光分析法によるアミノ酸の間接定量に関する研究 : その1
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概要
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水溶液中,アミノ酸はサリチルアルデヒドと反応してシッフ塩基となり,これに2価の銅イオンを添加すると,シッフ塩基銅錯体を生成する.この錯体はバンフェナントロリンの共存でMIBKに抽出される.そこで原子吸光分析法により銅量を測定すれば,間接的にアミノ酸を定量することができると考え,その基礎的条体について検討した.pH1Oのホウ酸緩衝液を用い,アミノ酸に対して銅を5倍モル以上,サリチルアルデヒドを200倍モル以上,バンフェナントロリンを5倍モル以上共存させることにより,グリシン,L-バリン,L-フェニルアラニン,L-トリプトファン,L-メチオニンなどを定量することができる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-08-10
著者
-
宇野 静夫
三和化学研究所
-
稲垣 健治
Faculty of Pharmaceutical Sciences Nagoya City University
-
喜谷 喜徳
名古屋市立大学製剤科学教室
-
稲垣 健治
名古屋市立大学薬学部
-
喜谷 喜徳
名古屋市立大学名誉教授
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