原子吸光分析法によるアミノ酸の間接定量に関する研究(その2)
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概要
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水溶液中,中性アミノ酸はサリチルアルデヒドとの銅(II)シッフ塩基錯体を生成し,パソフェナントロリンの共存でMIBKに抽出され,MIBK相中の銅量を原子吸光分析法により測定すれば容易に定量できる.しかし酸性及び塩基性アミノ酸の場合には,アルカリ性で抽出されにくく,従って回収率は極めて低い.酸性側では抽出されやすいが,サリチルアルデヒド銅も抽出されやすい.そこでpH10でクロロホルム抽出することによりまずサリチルアルデヒド銅を除き,その後pHを4.5に再調整してバソフェナントロリン-MIBK溶液で抽出すると酸性及び塩基性アミノ酸が定量できることが分かった.そこで今回,L-メチオニンとL-ヒスチジンの原子吸光分析法による分離定量を検討した.
- 1977-03-05
著者
-
宇野 静夫
三和化学研究所
-
稲垣 健治
Faculty of Pharmaceutical Sciences Nagoya City University
-
喜谷 喜徳
名古屋市立大学製剤科学教室
-
稲垣 健治
名古屋市立大学薬学部
-
喜谷 喜徳
名古屋市立大学名誉教授
-
宇野 静夫
株式会社三和化学研究所
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