グループ間インタラクションに基づいた協調学習支援の提案

概要

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近年, グループ学習をコンピュータにより支援する協調学習支援(CSCL: Computer Supported Collaborative Learning)が注目を集めている. 従来の協調学習支援システムは. 同一の学習目的を持った学習者グループがその内部で協調作業を行う形態の協調学習を対象としているが, 様々な学習目的を持ったグループが, 同一の学習空間内で互いにインタラクショシする協調学習の形態を対象とはしてなかった. しかし, このようなグループ間インクラクションは, グループ内部の活動を活性化させる目的で日常的に行われておる. 例えば, ネットニュースなどのグローバルなコミュニケーションメディアでは, メーリングリストの紹介や情報交換などが行われており, また学術活動においても, クロスシンポジウムなど異分野の交流研究会などが近年さかんに行われている. そこで, 本研究では複数のグループが学習空間を共有し, グループ内及びグループ間で学習者が互いにインタラクションする協調学習モデルを捉案し, このモデルを協調学習ナビゲーション[及川2]のフレームワークで実装, 評価する方法について検討する.
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24