情報教育環境における協調学習支援エージェント

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近年、情報化社会の発展とその利用技術の高度化にともない、広範囲な情報教育の必要性がさけばれるようになった。また一方では、コンピュータの低価格化やGUIに見られるマン・マシン・インタフェースの進歩は著しく、多くの計算機を設置した教室などを配備する学校が増えてきている。この様なハードウェア的設備の充実の中にあって、教育環境の不備や教育要員の不足が指摘されている。昨今のコンピュータではオンラインマニュアルなどは必須とされている。著者らは、これらを機能的に強化するなど、UNIXのコマンド操作を支援するツールの開発の一環として、従来からアクティブヘルプの研究・開発に取り組んでいる。今回は、UNIX教育での初等学習者を対象とし、コマンド履歴を利用し、エージェント・モデルを用いた学習支援システムの開発を試みた。さらに、コンピュータ・ネットワークに接続されている複数台のWS上に、それぞれエージェントを持つことで処理分散をはかり、またより多くのデータベースが検索可能となることで、さらに適切に助言することが可能となる。著者らは、このようなシステムを分散並列処理のツールであるPVMを用い構築を試みたので、その概要と問題点などについて報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12

情報教育環境における協調学習支援エージェント

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