クライアント・サーバ型情報処理環境における並列レイトレーシングモデルの解析

概要

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計算機資源の相互利用が確立されてきている近年、コンピュータ間においてLANが構築され、その利用度がますます広くなってきている。昨今では、このようなネットワーク環境を利用したクライアント・サーバという考え方が注目されている。その中にクライアント・サーバ・コンピューティングと呼ばれているものがあり、これは、計算を行なう(サービスを提供する)サーバと、その計算を行なわせる(サービスを利用する)ためのクライアントの、二つのプロセスによって構成されている。著者らは、このような環境を利用し、三次元画像生成手法の一つであるレイトレーシング法による作画処理を、分散し並列に処理を行なうことにより、画像一枚の生成に要する時間の短縮を試み、実験を重ねてきた。さらに、この実験値(クライアント・サーバ・モデル)と、待ち行列モデルによる理論値との比較、検討を行ない、コンピュータ・シミュレーション・モデルによってシミュレートを行なった。しかし、前回までは画像生成の時間短縮ということで実験を行なってきた。今回は、待ち行列による理論の面から実験を行ない、モデルと比較し、再検討を行なうことにする。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

クライアント・サーバ型情報処理環境における並列レイトレーシングモデルの解析

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