並列処理教育環境としての並列分散ソフトウェアシステムPVMの構築

概要

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ここ数年来、インタネットやLAN、コンピュータネットワークなどという言葉が氾濫している。そのような中にあって、旧来からの課題である並列処理や分散処理が、一般でもささやかれ始めてきた。しかし、並列計算機や超並列計算機などと呼ばれる専用コンピュータなどはまだまだ高価なものである。今後、この様な専用機を使用せず、分散並列処理を行なうには、コンピュータネットワークを用いることで一般的なものとなる。このようなネットワーク並列処理は、今後最も重要な技術となり、そのプログラミングは最も必要な能力になる。しかし、それらの教育を行なっている教育機関は少なく、今後、コンピュータ教育やネットワーク教育などで並列処理教育をすすめていかなければならない。この様な現況の中で、コンピュータネットワークを介して様々なコンピュータ間で並列処理を可能にするためのソフトウェアシステムとして、今最も注目を浴びているのがPVM(Parallel Virtual Machine)である。このPVMは、その処理をC言語およびFortranのライブラリとして与えているので、今までのプログラミング教育の応用として、並列処理の初歩から、より高度な並列処理までを教育することが可能である。筆者らは、このPVMシステムを分散型教育環境上に構築したので、その概要と問題点などについて報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20

並列処理教育環境としての並列分散ソフトウェアシステムPVMの構築

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