マルチメディア機能を活用した情報教育支援環境

概要

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近年、マルチメディア機能を持つパーソナル・コンピュータやワークステーションの出現とコンピュータ・コミュニケーション技術の進歩によって、情報処理環境は大きく変化してきている。情報教育にあっても、従来のTSS(Time Sharing System)の端末を利用した環境から、ワークステーションをネットワークで結合した分散環境へ移行してきている。さらに、後者の環境では、GUI(Graphical User Interface)で代表されるように、ユーザ・インタフェースは格段の進歩をとげた。学習者への情報提示は、従来の文字情報のみならず音声や画像、さらに動画像までも利用可能にしている。また、通信技術の長足の進歩によって、これら大量の情報の伝送の問題も解決しつつある。情報教育環境におけるマルチメディア化が現実のものとなってきている。学習者にとっても、教える側にあっても、高レベルの情報提示機能の利用が可能となっている。著者等は、これらの状況を意識し、情報教育環境における情報提示機能の改善を試みている。その運用結果及び問題点を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01