日本語校正支援システムFleCS : 新聞用ルールの獲得と表現

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概要

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校正作業を一部機械化するため、産経新聞社と日本アイ・ビー・エムの共同開より、日本語校正支援システムFleCSの実用化を進めている。当然のことながら、校正支援システムの実用化には、システム開発の知識だけでなく校正・校閲そのものの知識が必要になるので、新聞社の協力は欠かせない。これまではコンピュータのマニュアルを対象にして社内で校正支援システムを使っていたが、新聞社で必要なものとはかなりの部分で異なっている。産経新聞社では「辞書委員会」を設置し、校正知識を「用語リスト」の形にまとめた。我々はそのリストをもとにして新聞用の校正ルールを作成している。今回の発表では、「用語リスト」から校正知識を得て、校正システム上で記述する作業について述べる。特に、同音異義語の使い分けルールについては記事データを用いて評価実験を行ったので、その結果を報告する。
社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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