日本語校正支援システムFleCS : 新聞校正における実力診断
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概要
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日本語校正支援システムFleCSは1992年12月7日から産経新聞社で実稼働を始めた。実務で入力される記事修正にFleCSがどの程度の力は発揮していけるか、開発者としても興味津々で見守っているところである。今回は、現状での精度、残された課題と今後の方針について報告する。FleCSの警告には二通りの使用方法がある。(1)パソコンの入力画面上で色をつけて表示(2)記事のプリントアウト(モニター)に傍線で表示校閲者は(2)の紙に直接「赤字(校閲者による修正)」を入れる。この「モニター」を大量に入手できるので、FleCSの精度を調べたり校正用の辞書・ルールせ修正したりするのに便利である。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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金子 宏
日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所
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脇田 早紀子
日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所
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奥村 薫
日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所
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奥村 薫
Microsoft Corporation
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脇田 早紀子
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
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