UNIX-DBMSによる図書館業務の効率化
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概要
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中規模図書館(蔵書数が約10万冊程度まで)の図書館業務の電算化実態調査報告によれば電算化を、大きくパソコンクラスによるものとオフコン以上によるものとに分類している。図書館業務の電算化はパソコンクラスが64%を占め、全体の75%がパッケージソフトを利用しており、図書館独自のソフトウエア開発はわずか8%に過ぎない。九州女子大学図書館に於ては、数年来、独自にUNIX-DBMS(UNIXデータベース管理システム)を活用してシステムを構築してきた。ワークステーションとパソコンのLAN(Local Area Network)による書誌データ登録および図書検索システムは実稼働中である。今回の報告はこの電算化の最終段階にあたり、図書の貸出および返却業務の効率化を実現したものである。このWS(workstation)-PC(Perso nal computer)LANシステムのメリットはバックグラウンドでは、UNIXのデータベース管理システムが高速に膨大なレコードの処理その他を行ない、フォアグラウンドでは操作性の優れたパソコンでの図書入力や検索処理が実現されており、さまざまな業務用のアプリケーションが自館でフレキシブルに作成できることである。貸出、返却業務においては多数桁の数字入力作業にBCR(Bar Code Reader)を採用し、正確かつ迅速に処理できるようになって、効率化が図られている。
- 1992-09-28
著者
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