衛星データの一元化指標による自動特徴抽出の試み
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概要
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地球観測衛星による地表面の情報収集は、環境汚染モニタ、災害被害状況、農作物収穫予想、土地被覆分類等の多分野にまたがって重要な役割を果たしてきている。このリモートセンシングデータの効率的利用のために、データベース化とそれを検索利用するためのネットワーク整備が図られている。しかし、この衛星データは、ローデジタルデータの容量の膨大さと、それを利用する場合の画像処理が多岐にわたるために、統一的な検索や適切なデータ入手には、多くの問題が横たわっている。衛星データを画像処理してみてはじめてその有効な情報を抽出出来ることが多く、その画像処理も人手を介しての熟練的な要素が高く、衛星データそのものでは、データベース化するための有効なインデックスが定められない。画像処理も定型化困難なものが多く、デジタルデータである衛星からのデジタルデータからインデックスとなるような画像を作成することは、ほとんどされていない。日本最初の地球観測衛星である海洋観測衛星(MOS-1)のクイックルック装置のビデオ画像をAD変換して、インデックス画像とするアイデアもあるが、コンピュータの記憶装置に収納するまでの過程は、かなり煩雑となり、また人手を省くことが困難な部分が多い。また、画像を含むいわゆるマルチメディアデータベースシステムにおいては、画像のビューアとの連動を考慮しなければならないので、ビデオ画像をそのままインデックスとして使用する方式も難点がある。そこで、前回の発表でも紹介したように、データベースに組み込むことも可能な自動分類の方式として、新指標を用いた特徴抽出、分類画像の出力について検討を深めている。。これは、衛星からのデジタルデータをそのまま用いて分類用の一元化指標を作成し、これによって土地被覆分類を行うものである。
- 1995-03-15
著者
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