パソコンワークシートデータのUNIX-DBMS による統合管理
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概要
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九州女子大学・短期大学においては、教務関係を始めとして、各種事務処理の電算化は着手されていない。各学科あるいは個人研究室単位で、パソコンのカード型データベースソフトや表計算ソフトにより学生情報の収集管理が実施されている。このためデータの散逸、重複、管理の不統一などを生じ、貴重な情報資源が有効に活用されていない現状である。しかし、昨年秋に学生の情報処理教育、演習用にパソコン30台が導入された際に、4台のワークステーション(WS)をホストとするLANが構築された。これによりパソコン(PC)のデータをWSのUNIXの管理の下に置くことが可能となった。このLAN は、学園全体のキャンパスネットワーク、統合データベース化の第一歩としてスタートしたもので、今回はある一つの学科の過去24年間の約6千名の卒業者名簿をWSのUNIXデータベース管理システムにより一元化管理することを目指したものである。この統合管理システムのもたらす効果として、大量データの入力、作業の効率化、ホストマシンの利用効率向上、入力作業中の不慮の事故に対する保全性向上、分散されていたPC のデータの統合一元化、PCの下では扱えなかった大容量のデータ管理がスムーズにPCからWS へ移行できることが挙げられる。また各種PCのデータベースソフトのデータをWSのUNIX-DBMSにおいて一元化管理することにより、PCの異種ソフトのデータの違いを吸収できるので、PCで作成された情報資源の有効利用が十分図られるメリットが生まれる。以下において、WSとPCのLANの概要、PCのMS-DOSデータの変換とWSへの転送手順、まとめと今後の課題について述べる。
- 1991-02-25
著者
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