新指標を用いた衛星データによる工業地帯の汚染状況の抽出
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概要
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環境汚染状況の調査方法は、現地調査、リモートセンシング等があり、リモートセンシングの分野では、人工衛星、航空写真による調査がおこなわれている。地球観測衛星は、天候などに左右されるものの、広域かつ定期的に観測ができるため、大気汚染状況、水質汚染状況、地形調査等の観測に有効であり、日本においては、1987年に日本最初の地球観測衛星として、海洋観測衛星MOS-1(Marine Observation Satellite-1)が打ち上げられている。MOS-1の観測機器は、MESSR(Multi-spectral Electronic self-Scanning Radiometer)で地上解像度は50m、可視光2チャンネル、近赤外2チャンネルの計4チャンネルから構成されている。米国のLANDSAT(Land Satellite)に比べバンド数が少なく地上解像度も十分でないので、観測データはあまり活用されていないのが現状である。したがって、MOS-1のデータを用いて、工業地域の汚染状況の抽出の可能性の研究は、現在まであまりおこなわれていない。そこで本研究では、MOS-1データを用い汚染地域の抽出をする事を目的とした。汚染値域の分類方法は、データ分類指標を一元化することが可能である新指標を用いた。本研究で使用したMOS-1のデータは東海大学宇宙情報センターから入手した。
- 1994-09-20
著者
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