WS-PCのLANによる大学図書館電算化の試み
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概要
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WS(Workstation)-PS(parsonal computer)のLANによる中規模の大学図書館の図書検索システムの開発報告はほとんどされておらず、特に実際の運用上、問題となる図書模索待ち時間の測定結果は知られていない。ハードウェアやOS等の構成に大きく影響され、標準化された測定基準が確立されていないためであろう。九州女子大学・短期大学図書館においては、平成2年4月より、WS-PCのLANによる図書業務の電算化が開始されている。現在の蔵書数は和書7万冊、祥雑誌3万冊の計10万冊程度である。現時点で入力されたレコード件数は約2万6千件であるが、データ入力開始時から追跡した図書の入力総件数に対する検索待ち時間の測定結果により、10万件の入力総件数に対して、各種条件下での検索待ち時間の予測値が得られた。単一項目の前方一致検索条件に対しては約4秒程度が予測され、十分実用に耐えるとの結論に達した。この報告は今後のWS上のDNIX-DBMS(Database Management System )を用いた図書模索システム構築における一つの指針として提示するものである。以下において、システム機器構成、データベーススキーマ、検索待ち時間の測定及びまとめの順に述べる。
- 1991-02-25
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