ランデータ画像処理を利用した高速文字枠抽出方式
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概要
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OCRはデータ入力手段として、事務処理の分野を中心に広く利用されている。OCRを使用する場合、帳票上の文字枠の位置、大きさなどを計測し、フォーマットデータを定義する必要がある。この定義作業を効率化する方法として、帳票画像から文字枠を自動抽出する方式を検討している。本稿では、上記文字枠抽出の高速化を目的として、イメージリーダにより入力した帳票画像をランデータとして扱う方式を開発した。帳票の場合、ラン数は、画素数に比べて、1/10程度であるため、処理時間の高速化が可能となる。ここでは、帳票画像から文字枠抽出する処理、および、この処理で利用しているランデータの画像処理について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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町田 哲夫
(株)日立製作所
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町田 哲夫
(株)日立製作所システム開発研究所
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宗政 成大
(株)日立製作所システム開発研究所
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伊勢 広敏
(株)日立製作所システム開発研究所
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道野 正雄
(株)日立製作所小田原工場
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