適応リサンプリングによる線幅保存拡大縮小方式の開発
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概要
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帳票や文書などの二値画像を高品質に拡大縮小するためには、線の情報を保存することが重要である。従来の方式は、画像全体の白黒画素比保存等を中心に考えられており、線情報の保存という面からは十分な機能を持っていなかった。線に着目した方式としては、FAX画像の画面表示を目的に、縮小時に細し線が消える細線消失を防止する方式が提案されている。これに対して、さらに高画質化を実現する方式として、処理前に同じ幅であった線が処理後に異なる幅になる線幅変動と細線消失を防止する方式を開発した。本方式の特徴は、処理する画像の黒領域に適応してリサンプリング位置を補正する点にある。黒領域の推定法とは独立で、推定法として、従来の画素補間法等の考え方を使用できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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