入力項目追加・変更を可能としたフレキシブルな DB 構造と帳票べース入力支援システムへの適用

概要

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帳票上に記載されたデータを, 継続的に入力する業務では, 入力作業中に RDB (Relational Database) への項目追加と属性変更を頻繁に必要とする場合がある. 例えば, 紙帳票上に手書きで新規項目が新に追加されたり, 数値データ記入欄に文字データが記入されたりするため, 前記処理への対応が必要になる. しかし, 従来の DB (Database) 構造で新規項目の追加や属性の変更を行うには, 入力作業を中断し DB の再構築処理が必要となるため, DB 構築作業における効率低下の一要因になっていた. 本報告では, 「従来RDB 上の各項目を個別に分割すると同時に, 分割した項目間の制御情報を格納する, 項目単位管理の DB 構造」と「項目間の制御情報を用いて項目同士を統合する, 項目間統合機能」を提案する. 上記提案を, 紙帳票べースの入力業務支援システムに適用することで,データ入力作業の効率化への見通しを得ることができたので, 報告する.
社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12