黒画素方向性特徴のずらしマッチングによる印刷文字認識方式の開発
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概要
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近年、各種データ、特に紙で管理されていた情報の電子化が進められており、印刷文書認識に対するニーズが増大している。こうしたことから、我々は印刷文字の特徴を生かした、効率的な文字認識アルゴリズムを検討した。印刷文字認識のアルゴリズムを検討するにあたって考慮すべきことは、同一文書中に様々なフォント(字体、サイズ)が混在することである。したがって、フォントの多様性に対応できる、認識アルゴリズムが必要となる。フォントの違いによって、2次元的な文字パターンの変動が発生するが、認識精度の向上のためには、この変動を吸収する必要がある。本方式は、文字パターンに適応した特徴抽出と、1次元方向のずらしにより、2次元方向のずらしを擬似的に行なう。この方式により、効率的で高精度な認識を実現する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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