評価システムを用いたプログラム方式専用プロセッサの設計支援

概要

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アーキテクチャ評価はアーキテクチャの最適化を目指したハードウェア/ソフトウェアの協調設計では重要な要素技術である[2, 3]。我々は、カスタムDSPのデータパス構成と命令セットの用途に応じた最適化を目的としたアーキテクチャ評価システムを開発している[1]。本システムはプログラム方式DSPのアーキテクチャ設計において、応用プログラムとデータパス構成を入力として性能、コスト、消費電力の評価を行なう。データパス構成には演算器だけではなくバスなどの転送資源も含み、転送コストも考慮した評価を行なう。評価は静的解析と実データを用いた動的解析を組み合わせることで実動作を考慮した評価が可能である。さらに、データパス構成の並列制御性に対する制約として制御や命令セットをモデル化することで、処理能力を損なわない命令語長決定やコート割り当て最適化が支援可能である。本手法はコンパイラなどを用いる手法に比べ、設計初期の少ない情報から高速な概略評価が可能である。本稿では、評価システムの性能評価について述べる。評価システムを実際のDSP設計に適用してアーキテクチャの性能改善を行ない、その有効性を示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-09-04

評価システムを用いたプログラム方式専用プロセッサの設計支援

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