CommonESPプログラム解析ツールの開発
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概要
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論理型言語はプログラムが論理的に記述できるため、既存の手続き型言語よりプログラムの生産性がよいことで知られている。その反面、CやLispに比べてデバッグツールの不足やプログラムテクニックの未熟さから、効率の悪いプログラムが多く書かれている。我々はこの問題を解決するためにオブジェクト指向論理型言語Common ESP(CESP)用にプログラム静的解析ツールを開発した。CESPは論理型言語とオブジェクト指向言語の両方の特徴を備えているが今回開発したプログラム解析ツールはCESPの論理型言語として記述された部分に作用する。このシステムは次の機能を含んでいる。1.CESPの文法チェック機能2.不要な述語、不要な引数の発見3.実行効率の悪いプログラムへのアドバイス4.引数のモードの自動判定さらに我々はこのシステムでの解析結果をCESP機械語生成部で利用し、効率のよいコードを生成する研究をすすめている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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