テクスチャ画像上における白抜き文字の配置について
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概要
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印刷物の見出しなどにおける表現方法として、[figure]1に示すように、2値のテクスチャ画像中に白抜き文字を入れることを考える。従来の印刷物の見出しでも、[figure]2に示すように、これと類似の技法が用いられているが、従来の技法では、文字の輪郭が目立つように、黒い輪郭線を付加している。しかしながら、人間の視覚には、[figure]3に示すように物理的輪郭がないところにも、主観的輪郭と呼ばれる輪郭線を知覚する機能があり、テクスチャ画像中の白抜き文字の配置が適切であれば、黒い輪郭線を付加することなく、文字全体の輪郭を提示することが出来ると考えられる。本研究では、テクスチャ画像中に白抜き文字を配置したときに、物理的輪郭と主観的輪郭によって文字全体の輪郭が知覚されるような適切な配置を求める手法を提案する。適切な配置を求める鍵として、文字の特徴点を考える。この場合の特徴点として、曲率の高い点、ある一定幅の曲率値がある一定の長さ以上続くような場合の中間の点、を選ぶ。これらの特徴点をテクスチャ画像中の黒の部分に配置することによって文字全体の輪郭を提示する。適切な配置を求める手法として、数理形態学(Mathematical Morphology)の侵食演算(Erosion)、さらには拡張演算(Dilation)を用いる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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