遺伝的アルゴリズムを用いた図形検出のための適応度関数の提案
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概要
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遺伝的アルゴリズム(GA)を図形検出に適用するとき, 染色体の評価関数である適応度関数を図形検出に適するように設計する必要がある. 図形検出として, 入力エッジ画像に最もよく重なるようなモデル物体のパラメータを求める問題を考えると, 染色体はモデル物体のパラメータをもち, 適応度関数は染色体がもつパラメータから生成されるモデル物体のエッジ画像と入力エッジ画像間のマッチング率で定義される. 本研究では, モデルエッジ画像と入力エッジ画像を4方向線分抽出フィルタでそれぞれ4枚のエッジ画像に分け, エッジ方向ごとのマッチング率の総和を適応度関数とする方法を提案する. そして, 平面状物体を対象とした図形検出実験により, 提案手法と従来の適応度関数による方法を比較した. その結果, 適応度の計算時間は提案手法の方が約1.1倍長くかかるが, 正解率は従来手法が49%で提案手法が93%であった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-08-25
著者
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