構造化知識表現を用いたコネクショニスト知識処理モデル

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概要

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知識の表現方法として意味ネットワークやフレームといった方法を用いると、知識が階層的に整理され容易な処理が可能となる。ところが、これらは論理的知識処理モデルによって逐次処理されるため、知識数の増大に伴って、実時間での処理が困難になる。そこで本論文では、階層的に表現された構造化知識表現を用いたコネクショニスト知識処理モデルを提案する。このモデルにおいて、対象要素(オブジェクト)はそれを特徴づける特徴ベクトル(属性一属性値から構成される一対の組)とオブジェクト間の関係により表現する。また、オブジェクト間の関係は、階層構造として表現される。以下では、階層的に表現された構造化知識に基づく並列推論を可能とするコネクショニストモデルとして、関係ネットワーク・モジュール、特徴ネットワーク・モジュール及び制御モジュールの3つのモジュールで構成されるネットワーク・アーキテクチャについて述べ、簡単な例を紹介する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

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