行列演算用言語LAMAX-Sの開発 : 実現方法
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概要
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LAMAX-Sの目標の1つは、各社のスーパコンピュータ上でソースプログラムの何の修正も無しにある程度の実行効率を保つことである。FORTRANでプログラムを作成した場合、FORTRANコンパイラの自動ベクトル化の機能を利用することになるので、当然、個々のスーパコンピュータに対するチューニングが必要となって来る。LAMAX-Sでは、そのチューニングを行列演算式からLAMAX-S処理系が自動的に行って、各社スーパコンピュータ向きに最適化されたFORTRANソースコードを生成する。これは、LAMAX-Sがプリプロセッサであるがゆえに比較的容易に行える。各社スーパコンピュータ向けに最適化されたコードを生成するために、LAMAX-Sは、マシン固有のハードウェアとソフトウェアのデータベースを持つ。プリプロセッサはこれらのデータベースを参照しながら、より高速なコードを生成する。また、LAMAX-Sは、行列演算(連立方程式解法、LU分解、スパース行列の扱いなど)に対して積極的にメーカ提供のライブラリを使用する。メーカ提供のライブラリはそのスーパコンピュータ上で最も効率よく動作するようにチューニングされていると思われるからである。図1に本処理系の概要を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
-
八巻 直一
システム計画研究所
-
本郷 茂
専修大学経営学部
-
井上 美明
システム計画研究所
-
田中 和彦
システム計画研究所
-
内田 智史
神奈川大学
-
内田 智史
青山学院大学理工学部経営工学科
-
間野 浩太郎
青山学院大学理工学部経営工学科
-
間野 浩太郎
青山学院大学
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