UNIXシステム管理の負荷軽減に関する一考察 : メッセージシステムの解析を中心として

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現在、ダウンサイジングやネットワーク指向によりワークステーションの利用者が急増している。また、ワークステーションの普及に伴い、ネットワークの形態が広域かつ複雑になったため、このようなネットワークシステムを最大限に利用するためには、システム管理者が必要である。しかし、実際のところ管理者の不足や、熟練した管理者が少ないため、システムを円滑に管理・運営することが困難になってきている。そこで本研究では、UNIXシステム管理者の負荷軽減について考察する。具体的には、UNIXシステムにおけるさまざまな異常状態について発せられるメッセージに関して分析をおこなった。これらのメッセージ自体は、ごく単純なものであるが、このメッセージの内容を十分に理解するためには、ネットワークやUNIXシステムにおける大量の知識が必要であり、またこのようなメッセージに対するエラーを修復するには、多大な時間や作業を要する。今回の発表では、管理者の負荷を軽減するための手段として、このメッセージの内容を本システムが自律的に理解し、エラーを修復するシステムの概要について説明し、本システムの有効性について検討する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-03-07

UNIXシステム管理の負荷軽減に関する一考察 : メッセージシステムの解析を中心として

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