プログラムの分解・再合成をするモジュール方式
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概要
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プログラムリストを読み易くしプログラミングを容易にするために、プログラミング言語に、関数やサブルーチンという手続きの概念、ブロックIF構造・WHILEブロック構造等に代表される諭理制御構造の概念、一群のデータとその処理手続きを一体化した抽象データ型のパッケージの概念等、各種の抽象化概念が導入されてきた。さらには、オブジェクト指向プログラミングでは、インスタンスやクラスといった概念が導入されてきた。これらは、プログラムのある形態の部分を抽象化するものである。つまり、プログラミングにおける抽象化とは、複雑な操作を一つの簡潔な用語で表現し、その中の仮引数を実引数の表現で置き換えることと考えることができる。本稿では、プログラムの上部構造の抽象化という新しい概念をこれまでの抽象化概念に追加し導入することにより、複雑なプログラムの構造を単純なアルゴリズムのパターンの組合わせに帰着するための方法論とその実現方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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