環境適応型歩行動作生成法の検討
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概要
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筆者の属するグループは人物像を介したヒューマンインタフェースの研究に取り組んでおり、その中で人物全身像の自然な動きをコンピュータ・グラフィックス(CG)を用いて生成することが重要な課題となっている。筆者は、環境の変化に適応した人物全身像の動作を自動的に生成するヒューマン・アニメーション手法の実現を目指しているが、その中でも人間の基本的かつ重要な動作である「歩行」に着目して研究を進めており、人物像の「自然な歩行動作」をできるだけ少ないパラメータにより制御できるアルゴリズムの構築を目的としている。コンピュータ・アニメーション(CA)による人物像動作の生成手法は、マシンパワーの向上と共に伝統的なキーフレーム法から物理法則を用いた自動制御的な生成手法に移行しつつある。それとともに、goal-directedな概念に基づく階層的システムのアルゴリズムの構築が提唱されている。しかしながら自然な人物像動作を自動的に生成する決定的手法は未だ確立されておらず、発展途上の分野であるといえる。本論文では、人物像と環境との物理的相互作用を考慮した環境適応型歩行動作生成手法を提案し、その1つのモジュールである平地歩行動作生成手法について詳細に述べる。
- 1993-03-01
著者
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