音声言語処理システムへの文脈情報の適用手法
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概要
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自動翻訳電話などの音声言語処理システム実現において、言語解析の効率化のために音声認識結果の曖昧さを削減するという問題がある。この問題に対して、一文内での言語情報を使って文内の整合性をみる手法があるが、それでは、例えば以下のような発話者の意図を表す表現や会話に特有な簡略化された慣用的な表現の曖昧さは解消できない。『名前は、鈴木真弓です。』『名前は、鈴木真弓ですか?』しかしこれらの表現の解釈は、対話翻訳にとって重要な役割を占める。このような問題を解決する一手段として、一文を越えたいわゆる文脈の情報の利用が考えられる。本稿では、階層型プラン認識による対話理解モデルとそれを活用した次発話の予測手法により、文脈情報を応用した音声認識結果の候補選択を行なうシステムの実現方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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