画面上で計算機の構築可能な教育用計算機シミュレータ

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概要

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優れたユーザインタフェースを提供するものとして、ビットマップディスプレイやマウスが注目されているが、計算機のハードウェア構成や動作原理を教育する為のツールで、これらを活用したものは現在あまり見あたらない。これらの教育においては、学習者のレベルに応じて、計算機の動作をいろいろなレベルで観察できる方が望ましいし、また、学習者が自分で計算機を構築できれば、さらに教育効果も高まるであろう。そこで、画面上で計算機の回路図を描くことによって計算機を構築でき、その動作をいろいろなレベルで観察できる教育用の計算機シミュレータをSmalltalk-80を用いて作成することにした。Smalltalk-80を用いた理由は、計算機の構成要素をオブジェクトとすることで、計算機の動作を自然に記述でき、ディスプレイやマウスに関するクラスを活用してユーザインタフェースの良い計算機シミュレータを作成できると考えたからである。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

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