XToolkit上でのアプリケーションプログラム作成支援ツール : Weiss-XT

概要

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UNIX上の代表的なウィンドウシステムであるX Windowでは、プログラマの負担を軽減するためにX Toolkitという画面上での部品のライブラリを提供している。しかしX Toolkitを用いても、画面の構成を確認しながら部品を配置することができず、部品のパラメータなどの設定も面倒であった。部品の配置をインタラクティブに行えるツールとして、WeissやWidget Editorがあるが、どちらも取り扱える部品集合が固定されていて、ユーザが部品を追加することは容易ではなかった。本稿では、画面上で部品をインタラクティブに配置することで、そのようなユーザインタフェースを実現するプログラムを生成するシステムWeiss-XTについて説明する。Weiss-XTは、X Toolkitの部品集合(Widget)を対象とし、画面上での部品配置時にも実際のWidgetを使用している。従って、生成されるプログラムの画面イメージを確認しながら、部品の配置を行える。また、Weiss-XTでは、Toolkitの利用を容易にするToolkit記述言語(XTL)を用意している。XTLを用いることでプログラムの修正、デバッグが容易になった。また、Widgetとして新しい部品を作成した場合、Weiss-XTに追加することも容易にできる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-10-16