仕様獲得実験システムにおける仕様獲得技法
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概要
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ユーザインタフェース仕様獲得において、仕様表現が何らかの対話モデル([Green],[Hartson],[Myers])に基づいていると、次のような利点がある:(1)表現能力の形式的限界が明確になる。(2)モデルが目的とするユーザインタフェースにとって自然であれば、意図した仕様を容易に表現できる。(3)(獲得された)仕様の妥当性をモデルに基づいて検証できる。(4)モデルに基づいて必要な対話処理を予測したり、不適切な対話を抑制することができる。また、要求者とユーザインタフェース開発者との間に交換される情報や、それぞれが持つ知識にも注目する必要がある。利用者(要求者)は、例を通じて要求仕様を提示する場合が多い。検証のために開発者から要求者へ示される情報も、画面イメージなど例である場合が多い。従って、ユーザインタフェース仕様獲得を(半)自動化する方法として以下の様なものが考えられる:要求者からユーザインタフェースの例示を受け、その妥当性を判定し、それから一般的な仕様を推論して、その結果を再び例示により要求者に検証させる。この場合、ユーザインタフェースモデルは、妥当性の判定や一般化において重要な役割を果たすことができる。本論文では、ユーザインタフェースモデルに基づいた例示によるユーザインタフェース仕様獲得の方法について論ずる。以下、ユーザインタフェース仕様の獲得のために利用した対話モデルを説明し、そのモデルに基づいた、例示と一般化による仕様獲得法を説明する。将来の拡張方向と本手法の問題点とについても触れる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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土田 賢省
日本電気(株)ソフトウェア生産技術開発本部
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土田 賢省
日本電気(株)
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町田 和浩
日本電気技術情報システム開発(株)
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阪田 全弘
日本電気(株)ソフトウェア生産技術開発本部
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松沢 忠幸
日本電気技術情報システム開発(株)
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鈴木 宏文
日本電気技術情報システム開発(株)
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町田 和浩
日本電気技術情穀システム開発(株)
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