統合化ソフトウェアにおける通信制御処理とメイル処理について
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概要
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近年、比校的安価なパーソナル・コンピュータ(以下パソコンという)が手軽に入手でき、かつ多様な機能の下に様々な分野に利用されている。それは研究・教育活動の場においても同様で、種々のデータ処理に必要不可欠なツールとなっている。また、通信回線の下にホスト・コンピュータの端末としても機能し、情報ネットワークの重要な構成要素となっている。しかし、これらの多様な機能もユーザ・インタフェースから検討すれば、必ずしも統合されたシステム構造の下に設計されておらず、最適なプログラミング環境が実現していない。各処理機能が別々に構成され、機能間の有機的な連携に対する配慮は少ない。統合化ソフトウェアはこの種の実情に対処する課題として位置付けられる。本稿では、統合化ソフトウェアに対する一つの方法として、我々が現在開発しているシステムの通信制御とメイル処理の機能を報告する。様々な処理機能が有機的に連携するには、一処理装置内の処理機能間の連携と、複数の処理装置間の連携が問題となり、両者が有機的に働かなければ情報ネットワークにおける統合化ソフトウェアの課題は解決されない。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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