RVEにおけるモーションの補間と拘束

概要

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従来のアニメーションは動作の生成に重点がおかれていた。そのため、インタラクティブな世界を実現しようとすると、リアルタイムで動作を生成することが要求され、非常に膨大なCPU資源が必要とされた。我々の提案するRVE(Reactive Virtual Environment)では視点を変え、個々のオブジェクトの近未来の属性は予測されていると言う世界を前提にしている。例えば、仮想空間内のオブジェクトの動きは、個々の位置を決定するマトリクスの時系列データとして扱う。時系列データを補間することによって任意の時間でのオブジェクトの属性を取り出すことが可能となる。また、オブジェクトの位置を決定するマトリクスに拘束条件を与えることによって、地上を歩く、斜面を歩く、椅子に座ると言った他の物体と干渉するようなモーションを高い計算負荷なく扱うことが可能になると考える。本報告ではRVEにおけるオブジェクトの属性の補間と拘束の指針とそれによってどのようなことが実現出来るようになるかについて述べて行く。
1996-03-06