電子メールシステムにおける二次元視覚化UI

概要

論文の詳細を見る
近年のコンピュータネットワークの急激な普及とともに、その上でのコミュニケーションの手段である電子メールが広く利用されるようになってきた。これに伴い各利用者が送受信する電子メールの量も増大してきており、多量の電子メールを効率的に整理検索できる電子メールシステムの必要性が高まってきている。電子メールに限らず多量の情報の整理検索に関して、最近ユーザインタフェースの分野で注目されてきている技術の一つに情報視覚化技術がある。これは、情報を単なる文字の羅列ではなく図として表示することにより、ユーザの情報に対する理解をより早く、より深くしようとすることを目的とした技術であり、米Xerox社のPARCを中心に様々な研究が行われるようになってきている。本論文で提案する電子メールシステムのためのUIは、この情報視覚化技術を適用し多量の電子メールの効率的な整理検索を可能にする目的で開発したものである。本論文で提案するUIは、時間軸を縦に取り、個々の電子メールのヘッダ情報や分類情報からなる内容軸を横に取るテーブル形式のリストの形で電子メールを視覚化し一覧表示することを特徴としており、利用者はこれを利用することで効率的にかつ直感的に多種多量の電子メールを整理検索することが出来るようになる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-03-06

電子メールシステムにおける二次元視覚化UI

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク