操作列スライシングに基づくマクロ定義
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概要
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_ソフトウェアアプリケーショシ上で繰り返し行う操作をマクロとして登録しておくことは、作業の効率化に有効である。例示プログラミング(PBD:Programming by Demonstraion)はアプリケーション上でのユーザの操作からプログラムを生成する手法であり、PBDによりプログラミング技術のないユーザでもマクロを作成することが可能となる。このような特長のために、GNU EmacsなどのシステムにPBD機能が実装されてきた。しかし、多くの繰り返し操作が行われるにもかかわらず、これらのシステムではPBD機能は有効に活用されていない。この原因の一つは、マクロ定義において操作記録の開始/終了を指定しなければならないことにある。これは、将来繰り返されるであろう操作をユーザが予め想定しければならないことを意味する。しかし、同じような操作を2回目に繰り返す時になってはじめて、先ほどの操作をマクロ化すべきだったことに気付くのが普通である。また、仮に想定できたとしても、ユーザは例示操作の手順をプランニングし、その手順通りに正確に例示することが要求される。これはユーザにとってかなりの精神的負担となる。この問題を解決するために、本稿では操作列スライシングを用いたマクロ定義手法を提案する。この手法は、筆者らが開発したPBDシステムDemoOfficeに実装されている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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