Prolog言語を用いた知識プログラミングシステムPeace
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概要
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最近の知識プログラミングシステムは、オブジェクト指向との融合をはかる等で、複数の知識表現方式を持つハイブリッドシステムが多い。しかし、現実の世界に対応した素直な知識表現を行なうには、まだ十分ではない。たとえばオブジェクト指向言語の問題点としては、システムがオブジェクトのタイプをスーパークラス、クラス、インスタンスのように限定していること、またそれに伴いスーパー・サブ、クラス・インスタンスの関係付けが一意に決定されてしまうことが挙げられる。こうした中で、我々は電子交換機の故障診断を行なうため、知識プログラミングシステムPeace(Prolog based Expert AppriCations Environment)を開発した。Peaceはつぎのような特徴を持つ。・オブジェクトのタイプを限定しない。・オブジェクト間に自由な関係を張ることができ、またその関係を使用したマルチプルインヘリタンスが可能。・Prolog言語の持つバックトラッキング、パターンマッチング等を推論に取り入れることが可能。本稿では特に「関係」を用いたインヘリタンスについて述べる。またProlog言語との親和性について例示する。
- 1986-10-01
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