動的森林簿システム (II) : 施業計画に基づく森林情報管理
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概要
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前報に続き,森林計画の内容と森林簿の将来の内容とを相互に結びつける仕組みを報告した。その一つは,将来の収穫と更新に関する計画情報に基づき動的森林簿を編集する方法である。二つめは,動的森林簿による成長予測に基づき今後の収穫更新計画を作成できるように森林情報をフィードバックする方法についてである。収穫更新計画の立案では0-1線形計画法と地理情報システムGISの二つのシステムが用いられた。前者においては森林簿から情報が提供され,その後に,収穫と更新の空間配置の問題を解くためにGISの空間分析の機能が用いられた。この結果,成長と計画と地理の3種類の情報を総合した動的森林簿を作成することができた。このことは,動的森林簿の森林経営への応用範囲を広げたことを意味する。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1995-11-01
著者
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